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自社株グルグルで売上自由自在 (゚Д゚)ウマー

「風説の流布!?」なんて軽い話ではなく、やはり別件だったわけで…

磯崎さんのエントリーに非常にわかりやすく解説されているのですが、ポイントは「営業投資有価証券」というものなようです

「営業投資有価証券」というのは、ベンチャーキャピタルなどの投資業が用いる有価証券の「在庫」の勘定のこと。ライブドアさんも、子会社で投資業を営んでいるということで、この勘定を使っているのだろうということが推測されます。

株式の売却は通常、損益(収入と原価の差額の「ネット」)だけが営業外損益または特別損益等に記載されますが、ベンチャーキャピタルなどにとっては、「株」は「商品」であって、営業投資有価証券の場合、その売却は「グロス」で計上されるわけです。

つまり、10億円の株式が11億円で売却できたとしても、通常の有価証券や投資有価証券であれば、

売上 0億円
利益 1億円

というインパクトしかないわけですが、同じ有価証券を「営業投資有価証券」として扱うと(あら不思議)

売上 10億円
利益 1億円

というインパクトを作り出すことができます。

しかも、通常の商品やサービスなら、相手が買ってくれなかったら売れないわけですが、有価証券なら、売りたいと思った時に売れる可能性が高いですし、そういうスキームを作り出すことも容易です。
例えば、営業投資有価証券の中から特定のものを選択して売却するなどすれば、かなり恣意的に売上や利益を上積みすることができるわけです。

自分の身内の中で自社の(!!)カブをどんどんバケツリレーで売って行くことで、雪だるま式に売上が積み重なっていくというわけで、もぅ完全アウト(w

【参考】
isologue -by 磯崎哲也事務所 Tetsuya Isozaki & Associates: ライブドアの財務分析(第9期)
isologue -by 磯崎哲也事務所 Tetsuya Isozaki & Associates: 「営業投資有価証券」の怪
isologue -by 磯崎哲也事務所 Tetsuya Isozaki & Associates: 会計ルールの「穴」

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